CentOS 7 インストール Linuxを始めるにはインストールからがお勧め

2016/04/08 CentOS, Linux

centos-install
ここ最近、お客様と会話してみて思うのが、意外とLinux使ってないなーということ。
Linuxは最近だと、GUI環境が充実しており、コマンドが必須というわけでもないですが、基本の操作はリモートでコマンドという、昔からの環境で利用するのが一般的です。

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コマンドに苦手意識があることが原因なのか、こんないいものを企業で利用しないのは勿体無い。と思い、オープンソースであるLinuxの代表的なディストリビューション CentOSのインストール方法について今一度、纏めてみました。
これからLinuxを触ってみようと思っている方、まずはインストールから始めることをお薦めしますよ!
インストールから始めると、Linuxに対しての認識が少し変わります。
理由として

  • 自身でサーバー構築を行う場合に、応用ができる。
  • Linuxをインストールから始めることにより、段階的な知識の吸収ができる。
  • インストールが予想していたより簡単なことがわかる
  • VPSなどのクラウド環境で、既に用意されているOSを利用していたため、インストールに関する知識がなかった部分が補てんされる。

などがあります。他にも色々なメリットが挙げられますが、習うより慣れろということで、僕もLinuxのさわりはじめは、兎に角、インストールを繰り返し行ってました。自身でインストールしたLinuxが動作するのを見ると、「おー!」となりますし、気持ちも上がります。

さて。インストールの前提ですが、利用ディストリビューションはLinuxでもサーバー向けとして一番、利用されている(と思います)CentOSの最新バージョン、CentOS 7になります。CentOS 7は、7以前と比較してインストール手順も変わっていますので、ここで押さえておくのもいいですよね。
ここで紹介するのはCentOSですが、有償のディストリビューションである Redhat Enterprise
LinuxをAmazon EC2へ展開する手順を紹介した記事「Amazon aws (Amazon Web Service) の評価環境作成 EC2の場合」も併せて読んで頂くと、awsの利用方法も理解できます。興味があれば是非、読んでみて下さい。
それではCentOS 7の具体的なインストール手順を説明していきます。

1.CentOS 7 isoファイルのダウンロード

CentOSはインターネット上のサイトからダウンロードできます。今すぐにインストールを試してみたいけど、メディアがないっ!という場合でも、高速な回線さえあればものの10分程度でOS自体をダウンロードすることができます。
isoファイルのダウンロード先はCentOS公式ダウンロードサイトになります。
1-centos-download
どのisoファイルをダウンロードするか選択できますが、ここではフルインストールが可能な[DVD ISO]を選択します。

1-1.ダウンロード先の選択

CentOSのダウンロード先は複数のミラーサーバーから選択できます。
自動的に、日本国内のダウンロード先(ミラーサーバ)一覧が表示されますので、一番近いと思われるリンクをクリックします。
1-1-download-url

1-2.ダウンロードしたisoファイルファイルを保存

リンクをクリックすると、CentOSのisoファイルを保存する場所を確認するダイアログが表示されます。
1-2-file-save
任意の指定先にisoファイルファイルを保存します。CentOS 7の場合、約4GBあります。
インストール対象が仮想マシン(例えばVMwareなどで作成された仮想環境)の場合は、isoファイルを直接、仮想マシンのドライブにマウントできるオプションがありますので、このまま利用することができます。物理マシンへのインストールを行う場合、ダウンロードしたisoファイルをライティングソフト(Windows 7以上の場合、OSにisoファイルをライティングする機能があります。)でDVDに焼き、インストールメディアにして下さい。

2.CentOS 7 インストーラーの起動

インストール用メディアが準備出来たら、Windowsのインストールと同じようにメディアをマシンにセットして、メディアからインストーラーを起動させます。

2-1.メディアのマウントとマシンの起動

isoファイルをマウント(もしくはDVDドライブへ挿入)して、インストール対象のマシンを起動します。
2-1-1centos-boot
インストールメディアを読み込むと、CentOSのインストーラーが起動します。
2-1-centos7-installer
表示された画面から[Install CentOS 7]を選択します。
続いて、インストール用サービスが起動されます。

2-2.ウェルカム画面の表示と、インストール言語の選択

画面に[WELCOME TO CENTOS7.]とウェルカム画面が表示され、インストール言語を選択する画面になります。
2-2-welcome
[Type Here to searh] に[japan]を入力し、使用する言語が[japanese 日本語]になったことを確認して、[続行]をクリックします。
2-2-1-language

3.インストールの概要

CentOS 7のインストールに必要なタスクを集めた、[インストールの概要]が表示されます。
3-install-tasks
この画面ではインストール先の選択と、時刻同期(NTPサーバー)の設定を行います。
その他は基本的にデフォルトのままですが、必要に応じて変更を行う場合が殆どですので、全ての項目を確認していきます。

3-1.地域設定

地域設定では、[日付と時刻]、[キーボード]、[言語サポート]の設定を行います。
各項目の設定は以下の通りです。

3-1-1.日付と時刻の設定

この項目は[ネットワークとホスト名]を設定後に、変更が可能になります。先にネットワークの設定を完了して、インターネットに接続できるようになってから、変更を行います。この日付と時刻はネットワーク上にあるNTPサーバーと同期を行うことをお薦めします。NTPサーバーとの同期は、[ネットワーク時刻]を[オン]にします。
3-1-1-ntp1

3-1-1-time-clock
ギヤのアイコンをクリックすると、NTPサーバーを追加する画面になります。日本国内のNTPサーバーを指定することをお勧めします。ここではntp2.jst.mfeed.ad.jpサーバーを追加しています。NTPサーバーの追加後、[OK]をクリックして設定を完了します。
3-1-1-ntp2
正常に同期された場合、画面上[地域]が[アジア]に、都市は[東京]になります。
3-1-1-ntp1
画面下に表示される時刻が現在の時刻と同期されていれば、日付と時刻の設定は完了です。[完了]をクリックして、次へ進めます。

3-1-2.キーボード

インストールの概要画面に表示された[キーボード]をクリックすると、キーボードの設定画面になります。
3-1-2-keyboard
ここでは、キーボードレイアウトを設定します。項目2-2.で日本語を選択していますので、日本語が表示されています。
変更不要です。

3-1-3.言語サポート

インストールの概要画面に表示された[言語サポート]をクリックすると、追加の言語サポート画面が表示されます。
3-1-3-language-support
項目2-2.で日本語を選択していますので、日本語、japanese 日本語(日本)が表示されます。
変更不要です。

3-2.ソフトウェア

ソフトウェアでは、インストール元であるインストールソースと、インストールするベース構成を選択する
ソフトウェアの選択を行います。

3-2-1.インストールソースの選択

インストールソースとは、CentOS7が含まれる先を言います。ここではisoファイルから作成したDVDメディアを指定します。
通常、インストールソースはDVDからインストールを行っている場合、自動で検出されていますので自動検出したインストールメディアにチェックが入っており、ラベルに[CentOS_7_x86_64]が表示されていることを確認します。
3-2-1-install-source

3-2-2.ソフトウェアの選択

CentOSにどのようなソフトウェアパッケージをインストールするかを選択する項目になります。ここではサーバーとして利用することを考え、ベース環境として、GUIに関連したツールや不要なパッケージを全て省いた[最小限のインストール]を選択しています。
3-2-2-software
このベース環境の場合、GUIなどが利用できず、必要になるソフトウェアパッケージを手動でインストールすることになりますので、GUIを利用したい場合、[GNOME Desktop]などを選択して下さい。

3-3.システム

システムでは、CentOSをインストールする先(通常はローカルディスク)、システムクラッシュ時のdumpを行う設定、KDUMP設定、ネットワーク関連の設定を行う、[ネットワークとホスト名]を設定します。

3-3-1.インストール先の選択

CentOSのインストール先を選択します。
画面はVMware上にある仮想マシンの仮想HDDへインストールする場合です。
3-3-1-install-destination
PCやサーバーへインストールを行う場合は、ローカルディスクが表示されます。
ディスクが表示されない場合、ストレージコントローラー(例えばRAIDコントローラーやSASコントローラー等)のドライバがCentOSのメディアに含まれていませんので、これから先へ進めることはできません。ここではドライバの追加手順は割愛して、ローカルディスクが表示されている前提で先へ進めます。

その他のストレージオプションとして

  • 自動構成のパーティーション構成
  • パーティーション構成を行いたい

が選択できます。パーティーションを自動で設定する場合は、そのままにしておきます。
手動でパーティーションを設定したい場合、[パーティーション構成を行いたい]にチェックを入れて先へ進めます。ここでは手動でパーティーションを設定する手順は割愛します。
インストール先のメディアを選択してチェックが付くと、インストール先の選択は完了です。
完了ボタンをクリックすると、タスク画面に戻り、インストール先の項目に[自動パーティーションが選択されました]と表示されます。
install-destination2

(補足)自動構成のパーティーションの構成

自動構成のパーティーションの場合、以下のような構成になります。
基本的なパーティーション形式はLVMで、ファイルシステムはxfsです。(/bootは除く)
LVMにしておくと、後で動的にディスク容量を追加、削除出来たりするため、管理が容易です。

  • マウントポイント/boot xfs 500MB 標準パーティーション
  • マウントポイント/ xfs 17.47GB LVM (VG:centos 名前:root)
  • swap swap 2048MB LVM (VG:centos 名前:swap)

上記はディスク容量によって可変しますが、容量以外の構成は変わりません。

3-3-3.kdumpの設定

kdumpを有効にするか、無効にするかを設定します。
kdumpはカーネルがクラッシュした場合に、その時点でのメモリの内容をファイルとして出力する機能です。
3-3-3-kdump
kdumpをインストールすると、通常、利用しているカーネルがクラッシュすると、kdump専用のカーネルで、メモリダンプ出力を行います。
dumpファイルを解析できるスキルが必要となります。商用のディストリビューションでは有効にすることをお勧めします。
CentOSはオープンソースになりますので、任意で設定して下さい。。

3-3-4.ネットワークの設定

CentOSが利用するTCP/IPのネットワーク設定を行います。
本環境でははIPアドレスをDHCPで動的に設定(構築している環境にDHCPサーバーが無い場合は、固定IPで設定を行います。)
ホスト名をcentos7.testdom.local
に設定します。

3-3-4-1.ホスト名の設定

まずはホスト名を変更します。ホスト名に、任意のホスト名を入力します。ここでの設定内容は後で簡単に変更できます。
今後のことを考えて、ドメイン名を含んだFQDN形式で設定することをお薦めします。
3-3-4-1-hostname

3-3-4-2.IPアドレスの設定

画面に表示されているイーサネットを[オン]にします。
イーサネットを[オン]にすると、DHCPの場合、自動的にIPアドレスを取得します。IPアドレスが取得できれば取得したIPアドレス情報が画面に表示されます。表示されれば、正常にイーサネットは動作しています。
3-3-4-2-ipaddress
固定IPの場合、画面上にある[設定]ボタンをクリックし、[IPv4のセッティング]タブをクリックして、[追加]から、必要なネットワーク情報を入力します。
static-ip-setting

4.CentOS 7 インストール

表示された画面から、[インストールの開始]をクリックし、インストールを始めます。
4-install-start

4-1.rootパスワードの設定

Linuxではrootと呼ばれるシステム管理者のアカウントが存在します。rootはシステムに対してフルアクセス権を所有しています。この画面でrootのパスワードを設定します。出来るだけ難しい組み合わせ(10文字以上で、数字と英大文字、記号を含む形を推奨します。)で入力してください。
4-1-rootpass
rootパスワードが設定されると、設定画面のrootパスワード項目が、[rootパスワードが設定されています]に変更されます。
4-1-1-rootpass2

4-2.一般ユーザーの設定

root以外の操作を行う一般ユーザーの設定を行います。
フルネームは任意
ユーザーとパスワード名を入力します。
4-2-normaluser
ここで作成したユーザーを通常の運用では利用します。一般ユーザーが作成されると、設定画面のユーザーの作成項目が、[ユーザー”ユーザー名”が作成されます]になります。
4-2-normaluser3

4-3.インストールの完了

画面に[完了しました!]と表示されれば、インストールは完了です。[再起動]をクリックし、再起動を行います。
4-3-install-complete2
再起動後のブート画面は以下になります。
4-3-boot-sequense
このままの状態で自動的にCentOSが起動します。CentOSが起動すると、下記のようにプロンプトが表示されます。
4-3-bootafter2
項目4-2.で作成した一般ユーザーのユーザー名とパスワードでCentOSへログインしてください。

ここまで完了できれば、LinuxのインストールがGUIで行うことができる、思っていたより簡単なものだと理解できるはずです。インストールしてしまえば、sshなどのリモート接続で作業ができますので、コンソールを利用するのはここまでになります。
この後、サーバーとして構築するために必要な修正パッチのインストール、アプリケーションのインストール、セキュリティ設定などを行います。以後の手順についても、今後、記事にして行きますので、まずはインストールを行ってみて下さい。

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