Amazon ec2 (aws ec2) のLinuxへwordpressをインストール

2016/02/03 AmazonEC2, クラウドサービス

aws-wp-install
今までapachephpMySQLのインストールをec2上のRHELへ行いました。(この環境を頭文字を取ってLAMP環境といいます。)
この環境へ今回はwordpressをインストールしてみます。
インストールするに当たって、通常はプログラムをftpでサーバへアップロードしますが、セキュリティを考慮してftpは利用せず、scp(SSHを利用したセキュアなコピー)を利用してアップロードを行います。
wordpressのインストールが完了すれば、後はblogを公開したり、デザインを変更したりといった、一番楽しい(そしてつらい)コンテンツ作成が待っています。

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リモートでサーバへログインできると、機能をカスタマイズするにも、、何かと便利でメリットも大きいことに気が付くと思います。
それではインストールを始めていきます。

1.wordpressのダウンロード

wordpressのサイトからwordpressのプログラム本体をダウンロードします。
最新バージョンは2013年11月時点で3.7.1-ja。
ダウンロード用のURLは
http://ja.wordpress.org/install/
です。
プログラムはアーカイブとして用意されており、圧縮形式はzipとtar.gz形式があります。
linux環境ならtar.gz形式がお勧めですが、zipが利用できるサーバならzipでも大丈夫です。
ここではtar.gzをダウンロードします。

2.scpを利用するための準備

今回、サーバへのアップロードにはscpを利用します。
scpを利用するために、WinSCPをインストールします。
WinSCPはWindows用のscpクライアントで、一番ポピュラーなソフトウェアだと思います。
基本的にインストーラーの指示通りに進めれば、インストールは完了しますので、手順は割愛します。

2-1.秘密鍵の変換

winscpでec2のサーバへアクセスするためには、ec2から配布された秘密鍵(*.pemという名前)を、winscpで利用できるように変換します。
変換にはWinSCPのインストール時に、同時にインストールされる[PuTTYgen]プログラムを使います。
PuTTYgenは [すべてのプログラム][WinSCP][鍵関連ツール][PuTTYgen]から起動します。
※Windows7の場合です。
起動すると、下記の画面になります。
[Load an existing private key file][Load]ボタンをクリックします。
scp-keygen-01

ファイルの選択画面が開きますので、amazon ec2のインスタンスを作成した際にダウンロードした秘密鍵を選択します。(拡張子がpemのファイルです。)
scp-keygen-02

秘密鍵を正常にインポートできたダイアログが表示されます。
ssh-keygen-03

インポートできると、[Save private key]ボタンが選択できるようになります。
[Save private key]をクリックします。
scp-keygen-04

ファイルをパスフレーズなしで保存するかを確認されます。
ここではパスフレーズを無しでファイルを保存するので、「はい」を選択します。
セキュリティを強化したい場合は、パスフレーズを設定してください。
scp-keygen-05

ファイルの保存先を指定します。
scp-keygen-06
保存先にファイル名.ppkの拡張子を持つファイルが作成されていれば、WinSCPで使用する秘密鍵ファイルの作成は完了です。
続いて、WinSCPでec2のサーバへログインします。

3.WinSCPを利用してのログイン

3-1.WinSCPの起動

[すべてのプログラム][WinSCP][WinSCP]をクリックします。
※Windows7の場合
WinSCPログインダイアログが表示されます。
以下の情報を入力します。

  • ホスト名:ec2サーバのIPアドレス(ローカルIPではありません)
  • ユーザー名:ec2-user
  • パスワード:なし
  • 秘密鍵:手順 で変換したppk拡張子のファイル

winscp-login-02
情報を入力したら、[ログイン]ボタンをクリックします。
警告が表示されます。[はい]をクリックします。
winscp-login-04

3-2.サーバへのログイン

ログインするとリモート側のファイルが右側に、ローカル側のファイルが左側に表示されます。
winscp-login-05

3-3.wordpressファイルのアップロード

ダウンロードしたwordpressのアーカイブをリモート側にドラッグ&ドロップします。
ファイルのアップロードが開始されます。
winscp-upload-01
アップロードが完了すると、リモート側ペインにアップロードしたファイルが表示されます。
winscp-upload-03
これでアップロードは完了です。
続いて、ファイルの展開をサーバ側で行います。

4.アーカイブファイルのサーバ上で展開する

4-1.サーバへのログイン

sshからサーバへログインします。

4-2.アーカイブファイルの移動と展開

ec2-userのホームフォルダに先ほどアップロードしたwordpressのアーカイブがありますので、これをapacheのドキュメントルートへ移動します。
通常、apacheをパッケージからインストールした場合、/var/www/htmlがドキュメントルートになりますので、ここへアーカイブを移動します。

これで/var/www/htmlへダウンロードしたアーカイブが移動しました。
次にダウンロードしたアーカイブを展開します。

アーカイブを展開すると、wordpressフォルダが作成されます。

4-3.wordpressフォルダの権限変更

権限をwebサーバを動作させているユーザー、apacheに変更します。

これでwordpressアーカイブの展開は完了です。

5.wordpress用データベースの作成

wordpressではMySQLへデータを保存します。
MySQLのデフォルトデータベースは利用せず、wordpress用のデータベースを作成する形が一般的ですので、ここでデータベースを作成します。
作成時の設定情報は後程必要になりますので、この時点でメモをしておきます。

5-1.MySQLへのログイン

以前に設定した情報でMySQLサーバへ管理者としてログインします。

5-2.データベースの作成

create databaseコマンドでデータベースを作成します。
データベースはwpdataという名前で作成しています。

5-3.権限の設定

作成したデータベースwpdataに対してフルアクセス権限を持つユーザー、wpdbadminを作成してパスワードを設定します。
権限の設定後、exitコマンドでsqlクライアントから抜けます。

これでサーバ・データベース側の設定は完了です。

6.wordpressのインストール

サーバ側の設定が完了しましたので、Webのインストーラーを利用して、wordpressのインストールを行います。
インストール用のURLへブラウザでアクセスします。
今回の場合、URLは
http://サーバのIPアドレス/wordpress/wp-admin/install.php
になります。

6-1.設定ファイルの作成

インストール画面がにアクセスすると、以下の警告が表示されます。
適切な手順が実施されている場合、[設定ファイルを作成する]ボタンをクリックすることで先へ進めます。
エラーが発生した場合は、権限の設定による可能性が殆どですので、権限を見直して下さい。
wp-install-01
エラーが発生しないと、以下の画面が表示されます。
[さあ、始めましょう!]ボタンをクリックします。
wp-install-02

6-2.databaseパラメーターの入力

databaseパラメーターを入力する画面になります。
先にデータベース作成時にメモした情報を入力します。
入力が必要なパラメーターは

  • データベース名 (wpdata)
  • ユーザー名 (wpdbadmin)
  • パスワード (設定したパスワード)

です。入力後[送信]ボタンをクリックします。
wp-install-03

6-3.インストールの実行

データベースと接続できると、この部分のインストールが完了したメッセージが出力されます。
[インストール実行]をクリックします。
wp-install-04

6-4.wordprssインストールパラメータの設定

wordpress自体のパラメーターを設定します。
任意のパラメータを設定してください。
必要なパラメータの入力が完了したら[wordpressをインストール]をクリックします。
wp-install-06

6-5.インストールの完了

インストールが完了すると、ダイアログが表示されます。
[ログイン]をクリックして、wordpressの管理画面にログインします。
wp-install-07

7.wordpressへのログイン

インストールが完了して、[ログイン]ボタンをクリックすると、ログイン画面が表示されます。
ユーザー名とパスワードを入力してログインします。
wp-login-01
無事にログインできると、ダッシュボードが表示されます。
wp-login-02
これでwordpressのインストールは完了です。
デザインを変更する、プラグインをインストールする、コンテンツやカテゴリを追加するなど、様々な作業がこれから必要になります。
無料ブログも手軽で良いですが、サーバを運用してブログを動かすのは、また違った楽しみがあります。
基本的なインストール手順を紹介しましたが、セキュリティ対策など、もう少し気を付ける点があります。もしwordpressなどのオープンソースのインストールでお困りやお悩みの場合は、お気軽にご相談下さい。

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